家でも仕事でも使える!知っていると得するWindowsネットワーク系コマンド厳選20(tracert)

接続のトラブルシューティング:

  • ping: 指定したホストまでの接続を確認します。
  • tracert: パケットがネットワークを通過するルートを表示します。
  • pathping: ping と tracert の組み合わせで、ネットワークの遅延とパケットロスの情報を提供します。
  • nslookup: DNS情報の問い合わせやトラブルシューティングに使用します。

tracert コマンド

1.コマンドの基本的な説明と使い方(サンプルコードと出力例)

tracert は、指定したホストまでのネットワークルートを表示するためのコマンドです。ネットワーク上の各ルーターやゲートウェイを経由して、目的地までのパケットの経路を確認することができます。

  • サンプルコード:
tracert example.com
  • 出力例:
経由するホップ数 最大 30:
  1    <1 ms    <1 ms    <1 ms  192.168.1.1
  2    12 ms    12 ms    12 ms  10.0.0.1
  3    20 ms    18 ms    19 ms  example-isp-router.com [203.0.113.1]
  4    25 ms    24 ms    24 ms  example.com [203.0.113.10]

2.コマンドオプションの紹介(サンプルコードと出力例)

tracert -d : 途中のノードのドメイン名の解決を行わないで、IPアドレスのみを表示します。

  • サンプルコード:
tracert -d example.com
  • 出力例:
経由するホップ数 最大 30:
  1    <1 ms    <1 ms    <1 ms  192.168.1.1
  2    12 ms    12 ms    12 ms  10.0.0.1
  3    20 ms    18 ms    19 ms  203.0.113.1
  4    25 ms    24 ms    24 ms  203.0.113.10

3.「こんなときに便利」具体的な使用場面の紹介

  • インターネット接続の遅延の原因を調査したいとき。
  • 特定のホストへの接続経路を確認したいとき。
  • ネットワークのトラブルシューティングを行う際に、特定のルーターやゲートウェイに問題がないかを確認するため。

4.コマンドの使用上の注意点

  • 一部のルーターやゲートウェイは、ICMP応答の受け付けを拒否する設定になっていることがあります。この場合、tracertの結果に「* * *」と表示されることがあります。
  • 大量のtracertを短時間に送信すると、ネットワークの不正利用とみなされる場合があります。

5.関連コマンドの紹介

  • ping: ネットワーク接続のテストやトラブルシューティングに使用します。
  • pathping: pingとtracertの組み合わせで、ネットワークの遅延とパケットロスの情報を提供します。
  • nslookup: DNS情報の問い合わせやトラブルシューティングに使用します。

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