その他:
- arp: ARPキャッシュを表示・変更します。
- route: ルーティングテーブルを表示・変更します。
- telnet: リモートコンピュータにTelnet接続を行います。
- ftp: FTPサーバーに接続します。
- tftp: TFTPサーバーに接続します。
- shutdown: リモートコンピュータをシャットダウンまたは再起動します(適切な権限が必要)。
arp コマンド
1.コマンドの基本的な説明と使い方(サンプルコードと出力例)
arp コマンドは、Address Resolution Protocol (ARP) キャッシュを表示・変更するためのコマンドです。ARPキャッシュは、IPアドレスとMACアドレスの対応関係を一時的に保存するためのテーブルです。
- サンプルコード:
arp -a
- 出力例:
インターネットアドレス 物理アドレス タイプ
192.168.1.1 00-aa-bb-cc-dd-ee 動的
192.168.1.2 11-ff-aa-cc-bb-dd 動的
2.コマンドオプションの紹介(サンプルコードと出力例)
arp -d <IPアドレス> : 指定したIPアドレスのARPエントリを削除します。
- サンプルコード:
arp -d 192.168.1.1
- 出力例:
192.168.1.1 のエントリが削除されました。
3.「こんなときに便利」具体的な使用場面の紹介
- ローカルネットワーク上のデバイスのMACアドレスを知りたいとき。
- IPアドレスとMACアドレスの対応関係が正しいか確認したいとき。
- ARPキャッシュをクリアして、通信トラブルの原因を特定したいとき。
4.コマンドの使用上の注意点
- arp コマンドで行ったARPキャッシュの変更は、一時的なものです。再起動や一定時間が経過すると、ARPキャッシュは自動的に更新されます。
- ARPキャッシュの変更は、ネットワークの動作に影響を与える可能性があるため、注意して操作することが必要です。
5.関連コマンドの紹介
- ipconfig: ネットワークアダプタの設定やIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの情報を表示します。
- route: ルーティングテーブルを表示・変更します。
- netstat: アクティブなネットワーク接続、ポート、ルーティングテーブルなどの情報を表示します。
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