ネットワークリソースの管理:
- net: ユーザー、グループ、共有リソースなどのネットワークリソースを管理します。
- netsh: ネットワーク設定を表示・変更するためのコマンドです。
- net view: ネットワーク上のコンピュータや共有リソースを表示します。
- nbtstat: NetBIOS over TCP/IP の統計情報や接続のトラブルシューティングに使用します。
nbtstat コマンド
1.コマンドの基本的な説明と使い方(サンプルコードと出力例)
nbtstat は、NetBIOS over TCP/IP (NetBT) の統計情報を表示したり、NetBIOS 名前キャッシュの内容を表示・クリアするためのコマンドです。
- サンプルコード:
nbtstat -n
- 出力例:
ローカルエリア接続:
Node IpAddress: [192.168.1.100] Scope Id: []
NetBIOS ローカル名前キャッシュ
名前 タイプ ステータス
---------------------------------------------
PC-01 <00> UNIQUE 登録
DOMAIN <00> GROUP 登録
PC-01 <20> UNIQUE 登録
2.コマンドオプションの紹介(サンプルコードと出力例)
nbtstat -r : NetBIOS 名前解決のために受信したおよび送信した名前解決要求の数を表示します。
- サンプルコード:
nbtstat -r
- 出力例:
NetBIOS 名前解決の統計情報
受信した名前解決要求 = 2
送信した名前解決要求 = 3
3.「こんなときに便利」具体的な使用場面の紹介
- NetBIOS 名前解決に関するトラブルシューティングを行いたいとき。
- ローカルネットワーク上のNetBIOS 名前の一覧を取得したいとき。
- NetBIOS 名前キャッシュの内容をクリアしたいとき。
4.コマンドの使用上の注意点
- nbtstat コマンドはNetBIOS 名前サービスに関する情報を扱うため、モダンなネットワーク環境では使用頻度が低い場合があります。
- 名前解決のトラブルシューティングを行う際は、他の関連するネットワーク設定やサービスの状態も確認することが重要です。
5.関連コマンドの紹介
- net view: ネットワーク上のコンピュータや共有リソースの一覧を表示します。
- net: ユーザー、グループ、共有リソースなどのネットワークリソースを管理します。
- nslookup: DNSサーバーからドメイン名やIPアドレスに関する情報を問い合わせるコマンド。
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